ISSUE 2019.3.7
/ STORY
現在施工中のセトレならまち。鉄骨工事がほぼ終わり、今は屋根工事が行われています。屋根にはアルミでもステンレスでもなく瓦を使用します。瓦の製作は、セトレ舞子の料理皿でもおなじみの大栄窯業株式会社の道上さん。道上さんが施主向けに行われている瓦の火入れ式。先日行われました、セトレならまちの瓦の火入れ式の様子をお届けします。
今回特別に見せていただくことができた、瓦の採土場。瓦の材料となる土は200万年の時を経て織りなされた積層から彩土されます。この景色を前にすると感じる、自然の偉大さや雄大さ、培われてきた年月。大自然の恵みに感謝し、その想いを分かち合うこと。これも火入れ式が果たす役割の一つとなります。
火入れ式。それは無事に施工が終わるよう、施工後の建物が施主にとってどんな場所でありたいかの想いを共有する場、瓦をつくる土の源なる大自然の恵みにみんなで感謝する場となります。口上を唱和し、想いを書にしたため、瓦に刻印をし、神へ祈りを捧げる。改めて深まる建物に対しての思い。セトレならまちはこれまでの歴史と物語を紡ぐべく、これまでも変わることなくこの地で”道”を照らす”灯り”となる場所をめざし、人々の心の”灯火”になれる存在を目指していきます。
住所:奈良市高畑町1118
TEL:0742-23-2226
営業時間:
【ホテル】火曜定休(祝日・夏期・年末年始を除く)
【ブライダル】なし
http://www.hotelsetre-naramachi.com/